団地好き

子供の頃と、大学時代から社会人なりたての頃まで、東京都町田市にある団地に住んでいました。
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団地のフォルム
住んでいたから好きなのか…は判りませんが、住んで居た頃はそう意識していなかった(むしろ、2度目に住んだ時は、いつのまにか古臭く感じて、ちょっと恥ずかしいとすら思っていた…)のですが、今改めて見るとそのフォルム…オシャレではありませんか??
これを言うと笑われるのですが、白く塗られた外壁と、シンプルな構造…冷たいようでいて、どこか朴訥な暖かみを感じる…まるで、北欧デザインのような美しいフォルムだと思います。(こんな風に感じるのって、私だけなんだろうか…)
団地リノベ(リノベーション)が昨今はやっていますが、内部のフォルムも60~70年代のデザインがそこかしこに感じられて、そのレトロさに惹かれるのかも知れません。
団地の構造
そしてその構造。
団地の構造には壁式構造というものと、ラーメン構造というものがあるのですが、ここでは私が住んでいた壁式構造の建物について記載します。
壁式構造とは、読んで字のごとく、壁で建物を支える構造になっているものを指します。
コンクリートを固めて作ってゆくそうなのですが、(専門的な事は他の方にお任せするとして…)この構造、とにかく強い。
大地震でも土台にひびすら入っていなかったと聞きました。
両親がこの団地を買った時は、100年持つ…と聞いていたそうです。
私の住んで居た団地では、水道工事の為壁に穴を開けた事があったのですが、
その作業をしていた年配の職人さんが、穴を開けるのに相当苦労したようで、こんな風に言っていました。
「ここのコンクリは厚いねえ…。コンクリの質も良いよ。昔の建物は川砂を使っているから、質が良いんだ。」
団地の人付き合い
よくある5階建ての団地で、1階には2戸づつ玄関が向い合せに作られていました。
お向かいさんは私の両親よりも少し上?くらいの年代の方でしたが、自然とお互いに助け合って生活していました。
私が会社に自宅のカギを忘れて帰った時…自宅に入れず、困ってお隣さんに相談し、鍵屋さんを呼んでもらった事がありました。
(お恥ずかしい事に、若かったので手持ちもなく…修繕費まで借りて支払いしました。)
ご夫婦はご高齢になられていたので、ご主人様がベットから落ちてしまったので助けてほしいと呼ばれて手伝いに行ったこともあります。
こんな交流も、今思えば貴重な体験でした。
勿論、ご近所付き合いって厄介な時もあると思います。
でも、全く交流が無いのも寂しいもの…。
適度な距離は保ちつつも、お互いに助け合って、付き合えるような暮らし方が出来たら良いですね。
追記
この団地はその後誰も住まなくなり、売却されて人の手に渡りました。
私が住む!と泣いて抵抗したのですが、当時の職場からは遠く…維持出来ないと泣く泣く手放すことを受け入れました。
驚くことに、目を付けていた人が居たらしく、市場に出回る前に売却が決まりました。
価値を知っている人が居たんだなと思いました。
団地ライフ、楽しんで下さいますように。







